新 | 石英セル 種類・特長・価格: 「角型セル」「マイクロセル」「フローセル」「短光路セル」「円筒形セル」「蛍光セル」

石英セル
種類・特長・価格:

このページでは、分光光度計用の石英セルの種類「角型セル」「マイクロセル」「フローセル」「短光路セル」「円筒形セル」「蛍光セル」ごとの特長、価格差などについて説明します。

石英セルには様々な種類があり、それぞれに特長があります。最適なセルを選ぶことは、正確な測定を行う上で非常に重要です。 この記事では、代表的な石英セルである「角型セル」「マイクロセル」「フローセル」「短光路セル」「円筒形セル」「蛍光セル」について、 それぞれの特長と、最適な品の選び方について解説します。

①【角型セル】

【角型セルとは】角型セル(Rectangular Cuvettes)は、紫外・可視・近赤外分光光度測定に広く使用される標準的な角型セルです。高精度な光路長と優れた光学特性を備え、一般的な吸光度測定から高精度分析まで幅広い用途に対応します。石英ガラスや光学ガラスなど、測定波長域や用途に応じた各種材質・仕様を取り揃えています。

角型セル

スターナの角型セル一覧

②【マイクロセル・超マイクロセル】

【マイクロセル・超マイクロセルとは】マイクロセル(Micro & Ultra-Micro Cuvettes)とは、微量試料の分光測定に適したセルです。限られたサンプル量で高精度な吸光度測定が可能で、DNA・RNA・タンパク質などの生体試料や、希少・高価な試料の分析に適しています。必要試料量や測定装置に応じて、さまざまな容量・形状から選択できます。

マイクロセル・超マイクロセル

スターナのマイクロセル一覧

③【短光路セル(短光路長セル)】

【短光路長セルとは】短光路長セル(Short Path Length Cuvettes)とは、高濃度試料や吸光度の高い試料を、希釈せずに測定するための短光路長セルです。標準的な10 mm光路長では吸光度が測定範囲を超える試料に対し、短い光路長を用いることで適切な吸光度範囲での測定を可能にします。高濃度溶液や強吸収性試料の分光分析に適しています。近赤外領域の測定で、10ミリのセルを用いると、溶媒による吸収が飽和し、試料の吸収が得られないことがあります。溶媒による吸収の飽和が起こらないようにするために、短光路セルが用いられます。

短光路セル(短光路長セル)

スターナの短光路セル一覧

④【フローセル】

【フローセルとは】フローセル(Flow Cuvettes)は、液体試料をセル内に連続的に流しながら、吸光度や蛍光などの光学測定を行うためのセルです。フロー分析、オンラインモニタリング、反応過程の追跡など、試料を静置せず連続測定する用途に適しています。測定条件や装置に応じて、光路長、セル容量、流路形状などを選択できます。 【ディソリューション用フローセルとは】ディソリューション用フローセル(Dissolution Flow Cuvettes)は、医薬品の溶出試験(Dissolution Testing)に使用するフローセルです。溶出試験装置から供給される試料溶液をセル内に通液し、UV-Vis分光光度計などによる連続的な吸光度測定を可能にします。医薬品の溶出挙動をリアルタイムで追跡する用途に適しており、製剤研究、品質管理、溶出プロファイル評価などに使用されます。

フローセル

スターナのフローセル一覧

ディゾルーションフローセル一覧

⑤【円筒形セル】

【円筒形セルとは】円筒形セル(Cylindrical Cuvettes)は、円筒形状を採用した分光測定用セルで、長光路長測定や特定の光学系を必要とする分析に使用されます。用途に応じてさまざまな光路長や容量を選択でき、低濃度試料の高感度測定など、標準的な角型セルでは対応が難しい測定にも適しています。

円筒形セル

スターナの円筒形セル一覧

⑥【蛍光セル】

【蛍光セルとは】蛍光セル(Fluorescence Cuvettes)とは蛍光・発光測定に適した高精度セルです。励起光の入射と蛍光の検出に対応するため、複数面に高品質な光学研磨を施しています。蛍光分光光度計を用いた定量分析、蛍光特性評価、生化学・材料科学など幅広い研究用途に適しています。

蛍光セル

スターナの蛍光セル一覧

⑦ 最適な品を選ぶコツ:長光路か短光路か

大切なことは、「セルの光路長」を間違えないことです。 多くのユーザーが分光光度計で溶液測定をする際に、主に光路長10ミリのセルを用います。しかし試料濃度が低い場合は、十分な吸光度が得られないことがあります。濃縮も難しい場合は、光路長の長いセルを用いた測定が有効です。セルの光路長に比例して吸光度が大きくなります。

一方で、高濃度試料の場合、試料を希釈すれば光路長10ミリのセルで測定が可能ですが、試料を希釈すると吸光度変化が起きてしまうケースもあります。その場合は短光路セルを用いた測定が有効です。

こうしたセルを特定する際にご不安なことがございましたら、弊社にメールでお問い合わせください。弊社でできる限りのお手伝いをさせていただきます。電子メール info@pacific-sci.com

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