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認証標準物質 徹底解説 Q&A
標準物質に関するQ&A
認証標準物質(Certified Reference Materials, CRM)は、ライフサイエンスの分野では非常に重要な製品である一方、日常生活で一般的に目にすることがほとんどない品です。
「いったい何?」「何のために使うの?」「どんな種類があるの?」などのご質問をお客様からいただくことがあります。
分かりやすく以下に解説します。
英国スターナ(Starna Scientific Ltd., スタルナ)は、認証標準物質のパイオニアであり、かつ分光光度計用の石英セルで世界トップブランドです。
認証標準物質とは、さまざまな物質や素材の中の「成分」を分析する際に必要な物質です。
例えば、川の水に含まれている有害元素の濃度を測る場合、その元素が一定量含まれた標準物質を使います。
成分分析ができる装置の中に、標準物質を入れ、測定の基準となる「検量線」を定めます。
その後、川の水を装置に入れ、検量線を基に比べることで、川の水の成分濃度を測ることができる、という仕組みです。
いうなれば標準物質とは、測定の指標となる「ものさし」なのです。
約1センチの長さのものを測ろうとした場合、1センチがきちんと国際的に定義された「ものさし」(認証標準物質)を使うことで、正しい結果が得られる、という考え方です。
標準物質は、分析対象の成分に合致させるため、非常に多くの種類があります。
成分は周期表のほとんどの元素を対象としており、これらの元素を含む物質や液体などの成分を測ることができます。
認証標準物質の試料の多くは石英セル内に密封されています。
重さをはかるには「分銅」が、長さを測るには「ものさし」が必要です。
これと同じように、成分分析の濃度を測定するための基準が「標準物質」です。
いつ分析しても、同じ分析結果が得られるような共通の指標として国際的に標準物質が活用されています。
標準物質は英語で「Reference Materials」、認証標準物質は「Certified Reference Materials, CRM」となります。
違いは以下のように定義されています。
標準物質: 一つ以上の指定された特性について、十分均質かつ安定した測定プロセスでの使用目的に資するように作製された物質。
認証標準物質: 一つ以上の指定された特性について、計量学的に妥当な手順によって値付けされ、指定された特性の値およびその不確かさ、並びに計量学的トレーサビリティを記述した認証書が付いている標準物質。
英国スターナ(Starna Scientific Ltd., スタルナ)は国際的な認証とトレーサビリティ証明書がついた「認証標準物質」です。
スターナは、認証標準物質の製造で約50年の歴史があり、この分野でパイオニア、かつトップブランドを維持しています。
さまざまな分析の際に用います。主な例は以下のようになっています。
- 分析装置や計測機器などの校正
- 物質や材料への値付け
- 分析方法や計測方法などの評価
- 分析精度の管理
- 分析技術者の能力の評価
主に以下のような手順となります。
分析装置や計測機器などが正確な指示値を表すように、標準物質で調整します。
濃度水準が段階的に異なる標準物質を用いて、検量線を作成し、分析機器が示す物理量単位の指示値を濃度などに変換します。
上記の操作には、一般に、標準液や高純度化学物質などからなる「純物質系標準物質」が用いられるケースが多いです。
主に以下のような方法と手順になります。
標準物質を用いて作製した検量線によって、物理量単位の指示値を試料中の各成分の含有量へと変換します。
容量分析における規定液を定める場合、純度が確定された容量分析用標準物質(CRM)を基準にして、被検液の濃度を決定します。
お問い合わせがございましたら、下記までご連絡ください:
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